宗祖 法然上人 (1133~1212年)
比叡山で天台宗の教学を学ぶが、どこまでも悟りを開けない我が身を見つめられました。

そして、阿弥陀佛の救いに預かる事こそが後の世の助けとなる事を一切経を5度、善導大師の観経疏を3度読まれて確信し、お念仏一行に傾倒されました。今日お念仏の教えが私たちに残っているのは法然上人の御努力の結果です。
 
~ 宗 義 ~
求む場所は極楽浄土
帰依する仏は阿弥陀仏
その為に勤める行いは声に出して「南無阿弥陀仏」
 
苦しみの世界である六道を生まれ変わり死に変わり(輪廻)するのではなく、
後の世を極楽浄土に往き生れ(往生)させて頂く為に、阿弥陀仏に頼り、南無阿弥陀仏とお念仏を称え致します。
 
法然上人は、戒を持ち、悪を嫌い、様々な人に慈悲行を行いながらお念仏をひたすらに勤めておりました。
家族や身の周りの人を大切にし、出来る限り争いから離れて、自分の命を全うする中で
後の世を先立つ人の待っておられる極楽浄土に思い定めて、お仏壇での念仏を大切にして下さい